『ほどよい母親(Good enough mother)』でいること。

投稿者: | 2014年7月1日

児童精神科医、白尾直子先生の
『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』
を読んでいます。

子どもの心の育ちに心配があるわけじゃないのですが。
なにせお母さんになってまだ1年とちょっと。
まだまだわからないことばっかりです。
わたしが「ああ、こういうふうにやればいいんだなあ」と慣れてくると
娘はもう次のステージに進んでいる。
追いつくのに必死です。進むの速いよ!!
 

この本、メタモル出版の専門医ママの本シリーズです。
別の先生が書いた
『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために』
『産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK-プレ妊娠編から産後編まで!』
もおもしろいのです。
いずれの本もできるだけ論文やデータを引用して、根拠を含めて説明してくれます。

 
『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』によれば
子どもの心を育てる基本は3つ。
1:甘えたい気持ちに応える
2:自立したい気持ちに応える
3:話したい気持ちに応える

反対に親がしないほうがいいこと
という項目もありました。
1:親の願望を押しつける
2:過保護にする
3:感情的になる

かんたんなようで、むずかしいんですよね。
こちらも人間ですからね。

まだまだ甘えてばかりの娘。
最近、これでいいのかと思うときもありますが
いまは親に甘えることが大事だよなとあらためて思いました。

成長するにつれて親に甘えて不安を解消することは減っていきますが、「不安なときは守ってもらえる」という親への信頼感は、他人や世界とのつながりのイメージに形を変え、その後の人生で大切な意味を持ち続けることになります。

(『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』p15)

 
本の最後に、「おわりに」として文章が2ページにわたって書かれています。
そこにすてきなことばが。

直接お会いすることのできないお母さんやお父さんにも、子どもの心を育てるコツをお伝えできたらと、この本にはたくさんの内容を詰め込みました。もちろん、すべてを完璧に実行するのは難しいと思います。なにしろ、書いた私も完璧になんてできていません。

そんな私を支えてくれている言葉があります。小児科医で精神科医でもあるウィニコットが提唱した『ほどよい母親(Good enough mother)』です。少し拡大解釈ですが、失敗もすれば大雑把なところもある、でもここぞというときには子どもに大事なことを伝えられる――そういう『ほどよい母親』でいられたら自分も心地いいし、子どもだって気が楽だろうなと思っています。

ご一緒に『完璧な親』ではない『ほどよい親』を目指して本書を活用していただけたら、これほどうれしいことはありません。そして一度きりの子育ての時間を、親子で楽しんでいただけたらと願っています。

『ほどよい母親』、いいですねえ。
それでいこう。