子育てのこだわり。

投稿者: | 2014年2月21日

鍼灸師という職業柄もあるのかどうか、
もともと自然志向です。

なんとなく
ものを買うときには
“からだにやさしい”
“地球にやさしい”と
頭につくものを選んでみたり。
生活の中で
“より自然に近いかたち”を求めてみたり。

だから子育ても自然志向でいくんだろうなあと
出産前はそんな風に思っていました。

それがいざ出産してみると・・・
“自然”ということばに対して
前より距離をおいて見ていることに気がつきました。

子どもが産まれたら、さらに自然志向になるかと思っていたのに・・・
どうして??

それは
実際に子育てがはじまったら
自分の思いどおりにいかないことが増えたからじゃないかな。

 

たとえば・・・

・入院中は夜も母児同室にしよう!
→出産後に貧血でたおれたため、夜は子どもを新生児室に預けた。

・布おむつを使おう!
→洗うのが大変でイライラしてしまい、すぐ紙おむつに変えた。

・離乳食は手作りしよう!
→離乳食を作っていたら子どもがかまってほしいとわんわん泣いて、こういうときはベビーフードにした方がいいなと判断。

・母乳で育てよう!
→結局、途中までミルクと母乳の混合。途中からは母乳のみに。
でも振り返るとずっと混合でいけばよかった。
(みんながそうした方がいいという話ではなく、あくまでわたしの場合です。)

・テレビはあまり見せないようにしよう!
→子ども番組を見せると踊ってすごく喜ぶ。そのあいだに料理が作れる。

 

と、
なんだか自分の思うようにいかないなと思って
迷走していたところ・・・

インターネットで
堀越英美さんの「文化系ママさんダイアリー」というエッセイを見つけました。
Webマガジン幻冬舎で連載されていたもので、計66篇あります。
その第16回『「母親教」は究極のカルト集合体』を読んで・・・
そうそう!!とパソコンの前でうなづいてしまいました。

・母乳
・ミルク
・三歳児神話
・自然分娩
などについて触れています。

それぞれについて、良いか悪いかを論じるものではありません。
こだわりが強すぎて
自分の育児法を他人に押しつけることがカルトだと書いています。

これを読んで気がついたこと。
わたしは別に、まわりから何か育児法を押しつけられたわけじゃないんですよね。
でも自分で勝手に「こうしなきゃ!」って思ってた。
出産前に得た情報、
自然派のママさんたちが行ってる子育てと同じようにしなきゃと。
無意識のうちに、現実よりも自分のこだわりにとらわれていたことを実感。
わたしの場合、“自然志向!”というこだわりです。

でもよく考えてみると
自然てなんでしょうか。

わたしが現代の日本に生きている限り、
多かれ少なかれ、自然じゃないものの恩恵を受けて生活してる。
そして子育てにおいて、自然じゃないものを利用すると
わたし自身が楽になることが多い。

 

で、今の時点で思うことは・・・
自然だろうが自然じゃなかろうがもういいやって

出産に関して言えば
赤ちゃんとお母さんの安全が最優先事項。

子育てに関して言えば
自分のこだわりが強すぎて楽しくなくなるくらいなら
こだわりを捨てて
子どもと自分にとって
その時いちばんいいと思う方法を選べばいい。
便利なものはうまく利用して
なるべくにこにこしてる子育てにしたい。

もちろん自分のこだわりがあって、その通りに子育てをして
楽しく、うまくいってるという方はそれでいいと思いますよ。

わたしは「このようにやろう!」と意気込んでもあんまりうまくいかなかったので
すぐに方向転換。
信念やこだわりがないのも大事だなと。
自然の恵みと文明の恩恵に感謝しながら
スキマたっぷりにゆる~くいきたいのです。