認知の歪みのパターン。

投稿者: | 2015年9月1日

『人の感情や気分を決めているのは、環境や状況そのものではなく、環境や状況をどのように捉えたかによって決定される』という仮説に基づいているのが認知療法です。

認知の歪みの10パターン。

1)全か無かの思考(二分法思考)
物事を「白か黒か」「○か×か」で考えてしまう傾向のこと。完全な成功でないと満足できない。少しでもミスがあると「すべて失敗」と思い込み、よいところがあるのに全否定してしまう。

2)過度の一般化のしすぎ(決めつけ)
1回でも失敗すると、それが何度も何度も繰り返し起こるように感じてしまうこと。

3)心のフィルター(選択的抽象化)
自分の関心のあることだけに目がいってしまう。日ごろから悪いことばかりを考えていると何があっても悪いところばかりを見てしまう。ポジティブなことや、明るいことが見えなくなってしまう。

4)マイナス化思考
なんでもないことやどちらかといえば良いことなのに、自分勝手な思い込みによって悪いことであると思い込んでしまう。良いことがあっても無視するのではなく、悪いことにすり替えてしまう。

5)結論の飛躍
・心の読みすぎ:確かめもしないで人が自分を見下していると考えてしまう。
・先の読みすぎ:何の根拠もなく、非現実的であったとしても、悲観的な出来事が実際に起こるものと未来を信じ込んでしまう。

6)拡大解釈と過小評価
自分の欠点や失敗を過大にとらえる一方で、自分の長所や成功はいつも「取るに足らないこと」と思ってしまう。

7)感情的決めつけ
自分の感情を根拠に物事を判断してしまう。「仕事に対して不安になるということは、この仕事がとても難しくて私には絶対にできないということなんだ」「何もできない気がする。だから、私が抱えている問題は絶対に解決できないということなんだ」と考えてしまう。

8)すべき思考
何かするときに「○○すべきだ」「○○しなければならない」という考えで、必要以上に自分自身にプレッシャーをかけてしまう。

9)自分へのレッテル貼り
ミスをしたときに冷静に理由を考えないで、自分に「のろま」「だめな奴」「愚か者」など自己否定的なレッテルを貼ることに熱中してしまっている。

10)自分自身への関連づけ
問題が起きたときに、様々な理由があるにもかかわらず「すべて自分のせいでこうなってしまった」と考えてしまう。

 
不安や恐怖などのこころの問題だけでなく、痛みに対しても、認知の歪みを見直すことが有効な場合があります。
 
【参考文献】
『あはき心理学入門』